貸切バスを安全に利用するために

旅行に貸切バスを利用すれば、移動時間も自由に快適に過ごす事ができます。他の交通機関を利用する場合と異なり、周囲には同じ旅行の参加者しかいないからです。周囲に知人ばかりが座っていると、何だか何でもやりたい放題できるような錯覚に陥ります。しかし、必ず常識の範囲内で行動しましょう。他人に迷惑をかけるような行動をすると、折角の旅行の楽しい雰囲気が損なわれるばかりか、旅行に関係ない人にまで迷惑をかける恐れがあります。「これは迷惑だな」と他人が感じるような行為の一切は、慎みましょう。貸切バスの便利なところは、集合場所と目的地を自由に選べるところです。バス停、駅、などの制限が一切ありませんから、旅行日程にとって都合の良い移動ルートを選択する事ができます。

だからこそ、遅刻は厳禁です。バス会社は、旅行者の希望に従って、決まった時間に旅行者の要望通りの集合場所に、バスを配置してくれているのです。バス会社にとっても運転のスケジュールが狂うのは想定外ですし、何より旅行の幹事さんも困ります。誰一人として、遅刻は厳禁なのです。

バス1台の車内を自由に使う事ができる貸切バスですが、あくまでバスを「借りている」だけです。「買った」わけではない事に常に注意してください。バスの車内は完全な私物ではありません。あなたの次に、そのバスを利用するお客さんがおられます。その人達が不快な思いをしないように、自分が出したゴミはきちんと持ち帰りましょう。あなたが貸切バスを最後に降りる時は、最初に乗った時と同じ状態にしておきましょう。「立つ鳥跡を濁さず」です。

バスの車内で、自分の席の周囲には、気心知れた仲間ばかりになります。そのような状態だと、ついついお酒も進んでしまいます。しかしバスの車内でお酒を飲み過ぎてしまうと、大変な事になります。バスにはトイレなんて付いていませんし、次の休憩も道路の交通事情によって多少前後します。飲み過ぎて急にトイレに行きたくなっても、そのタイミングでトイレがある場所にバスが立ち寄れるかは、分からないのです。周囲に迷惑をかけて、楽しい旅行の雰囲気を台無しにしないように、お酒の飲み過ぎには注意しましょう。

貸切バスの車内では、シートベルトを着用しましょう。これはやはり、皆さんの安全が第一だからです。バスは電車とは違い、道路を走る乗り物です。その交通事情次第では、急ブレーキがかかる事もあり得ます。その時に、シートベルトをしていないと極めて危険です。運転手さんがいつ急ブレーキをかけても大丈夫なように、シートベルトはしっかりと着用しましょう。皆さんが自身の安全に気を遣って初めて、運転手さんも皆さんの安全を保障できるのです。